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SAE

思っていることは一緒なんだな

――新曲についても聞かせてください。“アニモア”に続いてウ山あまねさん提供の“メテオ蜃気楼”は、ハイパーポップ路線のエッジーなナンバーですね。

MITSUKI「“アニモア”はわかりやすく尖ってましたけど、“メテオ蜃気楼”はEDMっぽいところもあって気持ち良くノレます。最初に聴いたときは自分が宙に浮いているような気持ち良さを感じたけど、ライヴで歌ったときに、振り付けでみんなが向き合うところで〈いま、この瞬間が全部キラキラしてるなあ〉って思って。〈青春〉じゃないけど胸がキュッとなりました」

NENE「あそこはマジで観てほしいよね。サウンドもカッコ良くて、特にサビはシンセサイザーMAX!みたいな感じだし(笑)、EDMフェスとかで流れても盛り上がりそう」

RITO「“アニモア”のときも思ったけど、ウ山さんの楽曲はミームと相性がいいなと思っていて。わしは俗に言う〈明るい曲〉が苦手なんですけど、“メテオ蜃気楼”は歌詞に希望を抱かせるような明るい文言は入っていないのに、違う角度で青春的な明るさを感じさせる不思議な曲です。爽やかさもあるけど、暗い部分も見え隠れするところが、自分の情緒と似ていて(笑)。だからライヴでやるとすごく気持ちいい」

MEW「私はウ山さんの歌詞の世界観が好きで、抽象的だからこそ、自分に刺さるように自分なりの解釈ができるんですよね。“メテオ蜃気楼”の歌詞もストレートではないのに、なぜか共感できるのが不思議。あと、初めて聴いたときに、四角い箱の中にある誰もいない世界の情景が浮かんで。聴いていると映像が浮かんできます」

SOLI「私も空想的な話ですけど、いっぱい割れた鏡のある世界線で、翼に目玉がたくさん付いた怖い天使に会った気分になりました。でも、歌詞の〈また遊んでみたい ね〉のところで現実に戻ったり、最後の穏やかな感じになるところで蜃気楼を見たような気持になって。異世界と現実を行き来するようなイメージが強い曲です」

SAE「個人的に〈記憶をなぞっている間に全て 古びてしまうよ〉という歌詞が大好きで。過去に思いを馳せている間に、現在が過ぎ去っていく感覚って、誰でも共感できるじゃないですか。あと〈目玉の模様の羽を脱いで〉のところは、私の勝手な解釈だと、擬態している蝶が目玉の柄の羽を脱ぐこと、つまり周りと同化するのではなく、そこから抜け出すという意味なのかなと思って。ウ山さんの歌詞がすごく斬新なので、みんなも歌詞を読んで自由に考察してほしいです」

――もう1つの新曲“ブルーレター”は切なく甘酸っぱいミディアム。こちらはSOLIさんの作詞ですね。

SOLI「もともと私のソロ曲として作っていたんですけど、最初は何を書けばいいのかわからなくてブルーになったんです。で、ある日、目覚めたら、めっちゃ雨が降っていて。〈いまの感じ、いいな!〉と思って、その日感じたことをテーマに歌詞を書きました。あとは私が過去の自分に送る手紙のような部分もあるので、“ブルーレター”というタイトルにしました」

NENE「SOLIちゃんはいつもハッピーなイメージがあるけど、ブルーな気持ちを素直に書いていたので、私たちもキャッチしやすかったです。でも、サビでメロディーが明るくなることもあって、私としては〈希望〉を感じて。ミームになかった色を足してくれて、ありがとうという気持ち」

MITSUKI「歌詞に鋭いところがあるのもSOLIちゃんらしくて。〈意味なんて生めば生まれるし 愛は求めば可愛くなるし 限りなく目をつけてほしい 私だけに〉とか、アイドルだなあって思う」

NENE「めっちゃSOLIちゃんだよね」

MITSUKI「あと、自分が歌割りをもらった、最後の〈見えない 届かない 儚い 心内ばれない ように まだ わかんない でも 終わらない〉のところは、泣きそうになる。こないだのライヴで最前にいたオタクも泣いてたし」

RITO「いい話(笑)」

SAE「私も歌詞が好きで、爽やかなんだけど、要所要所に〈形の有無は意味がないし〉みたいなグサリと刺さる言葉が散りばめられていて、そのギャップが印象的です」

MEW「私なりの歌詞の解釈があって。サビの〈空の色 君も見てるんでしょ?〉のところは、SOLIちゃんと私たちは遠く離れて活動していたけど、空は繋がっていて、思っていることは一緒なんだなって感じて嬉しくなった」

RITO「わしも同じようなことを感じた。SOLIちゃんとは距離が離れていることもあって、深いことをあまり話し合えていないのが不安だったけど、この曲でSOLIちゃんの思いを知ることができて嬉しくなったし、これをみんなで歌っても違和感がないんですよ」

NENE「それがすごいよね」

SOLI「みんなそんなに深く考えてくれるとは思っていなかったので、めちゃ嬉しい(笑)」