スーパーグラスのフロントマン、ギャズ・クームスによる通算4枚目のソロ・アルバムは、前2作『Matador』『World’s Strongest Man』と並ぶ3部作の最終章という位置付けだそう。これまでのフォーキーな路線は今回も楽しめるが、ミディアムテンポの楽曲をグルーヴィーかつエレガントに聴かせるセンスと手腕に改めて脱帽させられる。メロディアスな楽曲も過去最高クラスと言ってよく、まさにUKロックの王道を行く作品。