第3作目は、前作以降に提示してきたビート・ミュージック路線をパッケージ。幾田りらと抜群の相性を見せる“線香花火”や、宇多田ヒカル“Automatic”を引用した“タイムマシン”などトピックも多いが、いずれも孤独な夜や心の奥底に滑り込んで寄り添ってくれるようなサウンドだ。彼女の歌声と旋律が心地良く、最後にカラッと笑い飛ばしてくれるような流れも沁みる。