新井和輝(King Gnu/millennium parade)が徹底的にこだわった新シグネイチャーベース〈Deluxe Jazz Bass® V, Kazuki Arai Edition〉が、本日2023年8月22日に発売。これに伴い、FENDER FLAGSHIP TOKYOにてリリース記念イベントが開催された。

同イベントには、抽選で当たった50名が平日の昼間にもかかわらず集まった。来場した人々を見渡すと老若男女が顔を揃え、しかもその約半数がベース経験者とのこと。改めて、新井のベーシストとしての影響力を痛感する。

今年5月と6月には、King Gnuとして初のスタジアムツアーを成功させた新井。6月3日と4日には日産スタジアムを会場に、1回の公演で7万人もの前に立っている。

そんな万単位のオーディエンスを前にプレイした新井による今回のトークショーでは、ベースとの出会い、9月6日(水)にリリースされるKing Gnuのニューシングル表題曲“SPECIALZ”におけるベースアプローチ(この曲に関してはエレキベースではなく、ほぼシンセベ-スを使用しているとのこと)、そして現在のバンドの状況(アルバムに向けて4~5曲を並行して制作中)などが語られた。

イベント中盤、いよいよ今回発売された〈Deluxe Jazz Bass® V, Kazuki Arai Edition〉のこだわりについて語るパートへ。2021年に限定発売されたシグネイチャーモデル〈Deluxe Jazz Bass® V Kazuki Arai Edition〉のデザイン・性能を踏襲しつつ、クオリティはそのままにレギュラー製品として親しみやすい価格帯を今回目指したという。

また、こうしたレギュラー製品においては〈ミュージシャンが実際にステージで使用する製品の廉価版〉としてのイメージが強い。だが、今回は「僕(新井)がそのままステージでも使えるというのがコンセプト」と述べたように、一般的な奏者/ユーザー側の立場を念頭に置いて制作に着手したそうだ。

本体をラッカー塗装ではなくポリ塗装で仕上げることで、大きく価格を抑えながらも耐久性は向上。ピックガードも前回のモデルから1ミリ厚くすることで、スラップ奏法についてスムーズな弾き心地が可能になったという。つまり、これまで以上に手に取りやすく、かつ誰もが扱いやすい製品でありながら、ステージ上の新井と同じモデルを使用することができるわけだ。

続けて、2色あるカラーのうちVintage Blonde(FENDER FLAGSHIP TOKYO及びフェンダー公式オンラインショップ限定で販売)を手に取ってパフォーマンスも披露。軽やかなフレーズを鳴らしたのち、力強いスラップでパーカッシブな音も聞かせる。出せるサウンドのレンジが確認できただけでなく、まさにレギュラー製品として一級品であることも証明した。

イベント終盤では、オーディエンスからの質問に答えるQ&Aのコーナーにて、実際にベースを弾きながら、丁寧な解説で1人ひとりの質問に真摯に答えていた新井。「ベース自体楽しいものだし、やっていけばやっていくほど難しいけど楽しさも出てきて。スルメみたいな楽器だと思うので、とにかく楽しんでもらえたら」と語り、イベントは締めくくられた。

音楽シーンの第一線をひた走る新井和輝による新たなシグネイチャーベース。これからベースを始める人も、ベーシストとしてさらに腕を磨きたいと思っている人も、一度手に取ってみてはいかがだろうか。

 


INFORMATION
Deluxe Jazz Bass® V, Kazuki Arai Edition
販売日:2023年8月22日(火)
市場想定売価:231,000円(税込)
カラー:Black/Vintage Blonde(2種)
※Vintage Blondeは、FENDER  FLAGSHIP TOKYO(フェンダー旗艦店)およびフェンダー公式オンラインショップのみでのお取り扱いとなりますhttps://www.fender.com/ja-JP/deluxe-jazz-bass-v-kazuki-arai-edition.html

 

RELEASE INFORMATION

King Gnu 『SPECIALZ』 ARIOLA JAPAN(2023)

リリース日:2023年9月6日(水)

期間生産限定盤
品番:BVCL 1340
価格:2,200円(税込)

通常盤
品番:BVCL 1341
価格:1,320円(税込)

TRACKLIST
1. SPECIALZ ※2023年8月31日(木)24時より配信スタート
2. 一途(Live at TOKYO DOME November 20th 2022)
3. 逆夢(Live at TOKYO DOME November 20th 2022)