テレビで番組を観ている途中に、あるいはスマホで動画を観ているときに流れてくるCMの数々。そんなCMには、映像を彩り、視聴者の心を瞬時で掴む音楽が、なんといっても付き物。誰が歌っている、なんというタイトルの曲なのか、気になることが多いのではないだろうか? しかし、一瞬流れるだけのCMソングのことが気になっても、その多くはアーティスト名や曲名をじっくりと調べてみないとわからない……。そこで、今回は、注目を集めるCMタイアップ曲をピックアップしてご紹介!


 

クラレ〈きっと明日も、ハレ、クラレ。「目標」篇〉
幾田りら “サークル”

クラレの企業広告キャンペーン〈きっと明日も、ハレ、クラレ。〉シリーズの第5弾となる〈目標〉篇。同シリーズでは、大学生のちょっとした〈ハレの日〉の日常と、日々挑戦するクラレ社員の奮闘が、意外と身近なところにある〈クラレの素材〉を通してつながっていることが描き出されている。また、その等身大の学生役を、「仮面ライダーゼロワン」や「交換ウソ日記」で主演を務めるなど多くの話題作に出演している俳優、高橋文哉が演じている。

そこで流れるのは、YOASOBIのボ―カル、ikuraとしても活動するシンガーソングライターの幾田りらの書き下ろし楽曲“サークル”。この曲は2023年3月にリリースした自身初のオリジナルアルバム『Sketch』に収められている。同アルバムには、この曲のほかにも2023年1月にNHK総合で放送された「大奥」の“蒲公英”や上野樹里が主演を務めた「持続可能な恋ですか? ~父と娘の結婚行進曲~」の“レンズ”といったドラマの主題歌も収められている。

 

湖池屋〈ピュアポテト この男、ピュアにつき。篇〉
くるり “California coconuts”

このCMでは、横浜流星演じる故郷を離れ、東京で働くなかで生まれる葛藤や悩みを抱える、まっすぐで不器用な青年の姿、光石研演じるじゃがいも農家を営む青年の父や変わらない故郷の風景を通して、素材本来の美味しさに真っ直ぐ向き合う〈ピュアポテト〉の塩味、コンソメ味の魅力が紹介されている。

「新しくなった湖池屋の〈ピュアポテト〉、素敵なドラマと音楽でご一緒できること、心より嬉しく思います。失われていくもの、新しく芽生えるもの、この時代においても色々ありますが、変わらない美味しさと、研ぎ澄まされたピュアさ、彩り豊かなテイストをくるりの音楽で包みました」という岸田繁のコメントの通り、2023年10月にリリースされたくるりのアルバム『感覚は道標』の収録曲“California coconuts”がCM全体を優しく包み込んでいる。

 

すき家〈炭火焼きほろほろチキンカレー「暑くなる」篇 〉
ぜったくん “Tomorrow!”

寒い冬空の下、マフラーやニット帽を身に着けた姿ですき家を訪れた石原さとみが、ほろほろのチキンが乗ったスパイシーなカレーを食べて、徐々に暑くなり、ついには上着を脱いで本気モードになっていく姿を描いたCM。

東京都町田市出身のトラックメイカー、ぜったくんが書き下ろした新曲“Tomorrow!”がそんなCMを彩っている。何気ない日常を描いた心温まる歌詞が印象的な“Tomorrow!”は2024年の配信リリースが予定されている。

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメント〈PlayStation® × King Gnu|Play Has No Limits “限界突破”〉
King Gnu “):阿修羅:(”

PlayStation®とKing GnuのコラボCM。PlayStationのトレードマーク〈△〇×□(PlayStation Shapes)〉を、King Gnuのメンバーである勢喜遊が〈△〉、常田大希が〈〇〉、新井和輝が〈×〉、井口理が〈□〉をそれぞれ担い、各々の遊び心が集うことで、常識や限界を突破した遊びが生まれるというPlayStationの〈Play Has No Limits〉のDNAを象徴するブランドキャンペーンCMとなっている。劣勢に立たされたKing Gnuが限界突破して〈ジャイアントヌー〉になり、巨大なモンスター〈ダークヌー〉に挑むというニクい演出も見どころだ。

このコラボCMのために書き下ろされた“):阿修羅:(”は、King Gnu史上最速スピード、テンポの楽曲に仕上がっており、こちらも限界突破した作品となっている。2023年11月にリリースされたアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』に収録されている。

 

New balance〈#WeGotNow〉
Experience Unlimited “Hey You”

2012年に北海道日本ハムファイターズに入団、2017年にMLBのロサンゼルス・エンゼルスに入団し、投手と打者を兼任する〈二刀流〉として大きな注目を集め、2023年に開催されたワールドベースボールクラシック(WBC)では日本代表の優勝に投打で貢献し、MVPを獲得、さらに右ひじの手術やロサンゼルス・ドジャースへの移籍、愛犬を迎えたことなど、その一挙一動に世界から大きな関心が寄せられている大谷翔平。そんな彼が出演するCMでは、球場のマウンドに立ち、バッターボックスでバットを振り笑顔を見せる大谷の姿が映し出されている。

大谷の飾らない一面を切り取ったCMで流れるのは、80年代にワシントンD.C.を代表するゴーゴーバンドとしてブレイクしたエクスペリエンス・アンリミテッド(E.U.)の“Hey You”。レアグルーヴ盤として名高いデビューアルバム『Free Yourself』(77年)に収録されている。