ステレオフォニックスのフロントマンによる17年ぶり2枚目のソロ・アルバム。ギターでの弾き語りを軸にした前作に対し、今回はピアノとストリングスをバックに歌うクラシカルなチェンバー・ポップ作品に。言うまでもなく彼の作り出すメロディーと歌声は美しいが、バンドでのそれとは一味も二味も違う高貴で感傷的な雰囲気を纏っている。まさにソロならではの作品と言えるだろう。