ウェールズ発の国民的バンドによる、8枚目の全英No.1に輝いた通算12作目のアルバム。数字はさておき、劇的な浮き沈みもなく支持され続ける安定感には改めて驚かされるばかりだ。その安定感は全曲を書くフロントマン=ケリー・ジョーンズの才能にも通じるものだが、ジョージ・ドラコウリアスを共同プロデュースに迎えた今回は初期のストレートなギター・ロックを成熟した演奏で色づけている。デビュー25年の節目に相応しい快作。