マンガの神様、手塚治虫がライフワークとして描いた「火の鳥」が初の絵本に! 原作は永遠の命を持つ火の鳥が神のごとき視点で業にまみれた人間たちを見つめ、時に火の鳥と人間が関わり残酷な運命に翻弄されていく壮大な物語だ。特に「鳳凰編」の我王など印象深い話も。今作の絵本では人間たちの描写でなく「火の鳥」で手塚が伝えたかったことを鈴木まもるにより〈動物たちの視点〉から生きる上で大切なこと、生命の尊さを子供にもわかりやすく説いた作品に。美しい星、地球。不思議な生命の旅を辿り自分を大切にすること、周囲のあらゆる命を持つもの、この世界そのものを大切にすることを学び、平和とはなにかを考えさせられた。