ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが東京を舞台に、役所広司演じる清掃作業員の日々を描き、第76回カンヌ国際映画祭主演男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞した映画「PERFECT DAYS」。そのモチーフになったヴィム・ヴェンダース原案の一本の木と少年の物語が絵本に。シンプルな言葉をヒントに、自分の感性を総動員して、絵を見つめる。絵本は子どもだけのものじゃない。オトナになった今だからこそ、発見して、感じて、想うことが出来る。風を感じる、木漏れ日が見える、葉が重なり合う音が言葉に聞こえる。研ぎ澄まされる。想像力が広がって、忘れていた視点が見えてくるかも?