祈りを込めたプロローグ“NOT WAR, MORE SEIKATSU”に始まり、ハメを外して踊れるノリがチャーミングな“DANCE扁桃体”、解放的なサマー・チューン“真夏のジャイガンティック”“ストロベリーエンジェル ~Don’t Say Goodbye~”連打などを通して、かけがえのない日常、誰もが本来持っているはずの良心、人生の悲喜交々が見えてくる。たかはしほのか(リーガルリリー)がコーラスで参加した、変化を受け入れることの強さがシューゲイズ感とともに渦巻く“生活”が特に素晴らしい。コスパだのタイパだのと騒がない、無駄を慈しむような寛容もふわりと薫るメジャー2作目。