〈第171回芥川龍之介賞・直木三十五賞〉の選考会が本日7月17日に行われ、各賞の受賞作が発表された。
芥川賞に輝いたのは、朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」と、松永K三蔵「バリ山行」。なお、尾崎世界観「転の声」、坂崎かおる「海岸通り」、向坂くじら「いなくなくならなくならないで」も同賞の候補作として選ばれていた。
直木賞を受賞したのは、一穂ミチ「ツミデミック」。こちらは青崎有吾「地雷グリコ」、麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」、岩井圭也「われは熊楠」、柚木麻子「あいにくあんたのためじゃない」が候補に挙がっていた。
芥川賞は新聞・雑誌（同人雑誌を含む）に発表された無名・新進作家による純文学の中・短編作品、直木賞は無名・新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本（長編小説もしくは短編集）が対象となり、それぞれ候補作の中から最も優れた作品に贈られる。
なお、2023年は、上半期（第169回）に市川沙央「ハンチバック」が、下半期（第170回）に九段理江「東京都同情塔」が芥川賞を受賞。直木賞は、垣根涼介「極楽征夷大将軍」と永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」が上半期、河﨑秋子「ともぐい」と万城目学「八月の御所グラウンド」が下半期にそれぞれ受賞している。
BOOK INFORMATION
発売日：2024年7月12日（金）
ISBN：978-4-10-355731-9
価格：1,870円（税込）
造本：四六判ハードカバー（144ページ）
発売日：2024年7月29日（月）
ISBN：978-4-06-536960-9
価格：1,760円（税込）
造本：四六判（168ページ）
発売日：2023年11月22日
ISBN：978-4-334-10139-8
価格：1,870円（税込）
造本：四六判ハードカバー（276ページ）
