パティ・スミスがカヴァーするなど、同業者からの評価が高いトロントのシンガー・ソングライターによる最新アルバム。レオン・トーマスやジャック・ロショーンがプロデュースで参加したサウンドは、過去作と同じくR&Bを軸に、多彩な要素を消化している。ゴスペルやファンクのスパイスを随所で活かしながら、肉感的グルーヴを紡ぐ。人間関係の複雑さを描く歌詞も聴きどころ。