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シャネルズ、ラッツ&スターのナンバーも披露

熱狂の中にも恍惚が感じられる、芳醇なアンコール。満場のエールに呼び戻されるように、〈ラブソングの王様〉が再び舞台に登場した。アンコール1曲目は、初のアニメタイアップが話題となり、新しい世代の音楽リスナーを虜にした“ラブ・ドラマティック”。会場中のハートに火を点けて真骨頂をまざまざと見せつけると、いよいよステージはハイライトへ。白い手袋を取り出し「さあ、行ってみようか!」と叫ぶリーダー鈴木雅之。シャネルズの“街角トワイライト”から“トゥナイト”と畳みかけて、NHKホールが一気に〈あの頃〉へとワープする。さらに、ラッツ&スター改名後の第1弾シングル“め組のひと”を放ち、場内をディスコ&ソウルに染め上げていく。

シャネルズ、ラッツ&スターのナンバーを続けた最後は、大瀧詠一が手掛けた吉田美奈子のマスターピースを1996年にカバーした“夢で逢えたら”。ロマンティックな中にも祈るような願いを込めた作品だ。リフレインが心の中で、いつまでも鳴り響いた。

最後に歌ったのは、斉藤和義の“歌うたいのバラッド”と最新アルバム収録曲“Dreams Come True”。ボーカリストたる自分の信念を確かめるように、あふれる思いが届くように、歌に言霊を込めるような熱唱。その純度の高さに思わずため息がこぼれた。

年輪を重ねたからこそ体現することが出来る太い幹のような彼の歌は、聴く者に人生を進むための力強さを与えてくれる。かけがえのない生を祝福し、ときに叱咤激励し、ときに癒す。それこそが鈴木雅之が贈るリズム&ブルースであり、目指すべき〈古稀ソウル〉なのだろう。深い感慨と余韻を胸に帰路へと向かう観衆の笑顔がとても素敵な夜だった。

 


SETLIST
1. Hey you?, Hey sup?
2. Ultra Snazzy Blues
3. 違う、そうじゃない
4. 君は魔法使い
5. Magic Hour
6. Psychedelic City
7. YOKOHAMA HONKY TONK BLUES
8. 悲しい色やね
9. さよならいとしのBaby Blues
10. Me and Mrs. Jones (2024 Ver.)
11. ベイビー・レイニー・ブルース
12. DUNK
13. DRY・DRY
14. 恋人
15. Beautiful

ENCORE
16. ラブ・ドラマティック
17. 街角トワイライト
18. トゥナイト
19. め組のひと
20. 夢で逢えたら
21. 歌うたいのバラッド
22. Dreams Come True

 

INFORMATION
鈴木雅之 Music Video Collection
2024年8月21日(水)19:00~
WOWOWライブで放送/WOWOWオンデマンドで配信

鈴木雅之 taste of martini tour 2024 ~Step123 season2 “Snazzy”~ Special Edition
2024年9月24日(火)21:00~
WOWOWライブで放送/WOWOWオンデマンドで配信
※放送・配信終了後3週間のアーカイブ配信あり
収録日:2024年7月14日
収録場所:東京・NHKホール
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/music/martin/

WOWOWでは、NHKホール公演の模様に加え、当日のバックステージの様子や最新アルバム『Snazzy』に関わった作家陣からのライブの感想も織り交ぜたスペシャルエディションを制作し、放送・配信する。