タワーレコード渋谷店1Fの展開

aikoが16作目のアルバム『残心残暑』をリリースした。2024年は、ツアー〈Love Like Pop vol.24〉を終えたかと思えば、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」の主題歌“相思相愛”でファン層を拡大、またフリーライブ〈Love Like Aloha〉の6年ぶりの開催とツアー〈Love Like Rock vol.10〉の実施も発表、さらにaikoに密着した「情熱大陸」の放送も決定するなど、いつも以上にハードワーキンな〈aikoの年〉になっている。

今回は新作のリリースを記念して、aikoジャンキーのタワーレコードスタッフへ〈aikoと私〉をテーマにコメントを募った。13名によるそれぞれの〈aikoと私〉を楽しんでほしい。 *Mikiki編集部

※写真は、本日8月28日時点のタワーレコード渋谷店の店頭展開を撮ったものですが、展開は変更される可能性もございますので、ご了承ください

aiko 『残心残暑』 ポニーキャニオン(2024)

 

橋岡実由(渋谷店)

どんな時もaikoがわたしの原動力です。

母が持っていたCDや録音したMDで音楽を聴くことが楽しみだった小学生の頃『暁のラブレター』に出逢い、その世界観に衝撃を受けました。

遡って他のアルバムも聴いてみると“ボーイフレンド”や“桜の時”“あなたと握手”など聴き覚えのある曲がたくさん!

ときめきが詰まったaikoの音楽世界に一瞬で惹き込まれてしまいました。

中学校の朝読書の時間には「aiko bon」を読み、授業中はいつもノートの隅っこにaikoの好きな歌詞を書いては眺め、1人で勝手に歌詞の考察をしていました……(勉強しろ!笑)。

影響を受けたのはaikoの音楽だけでなく、ファッションセンスや気さくな人柄、手を伸ばしても届かない唯一無二の可愛さ、優しさ、全部が大好きで憧れの存在です。

人との繋がりの大切さや、何事も全力で楽しむ姿勢もaikoから学びました。

aikoの聖地を作りたい!とタワーレコードで働き始め、何も出来なかったわたしが好きと憧れの気持ちだけでここまで仕事を続けられたことだって、どんな時もaikoが変わらずにそばで歌い続けてくれていたからだと思います。

大好きなaikoと一緒に、わたしはこれからもタワーレコード渋谷店でaikoの素敵な作品を大切に楽しく宣伝していきたい、ほんのちょっとでも展開に輝きをプラスできるようなポップを作って発信していきたい。

CDショップという場所を通じて、aikoさんやお店に来て下さったジャン花ちゃん(aikoファンの名称です!)のみなさまの心に残るような想い出が作れたらうれしいな……と、贅沢すぎる目標を掲げて毎日を過ごしています。時代がどんな風に変わっても、わたしのレコメンドは永遠にaikoなので!♡

 

福岡颯太(京都店)

母はリビングでよくCDを流しており、私は母がCDでかける好きな音楽と共に幼少期を過ごした。aikoと同郷出身である母が流すCDの中で殊に記憶に残っているのはどちらもaikoのアルバムで、『時のシルエット』と『泡のような愛だった』の2枚であった。

そのため、大切な思い出のいくつかはaikoの楽曲と結びついている。今でも『泡のような愛だった』収録曲を聴くたびに小学生時代のクリスマスを思い出す(母と聴きながら開けたプレゼントのカードBOXから欲しかったレアカードが出なかったことに酷くショックを受けたからかもしれないが……)。

同年代のaikoジャンキーと話をしていても、母親がきっかけでaikoジャンキーになっていることが多い。2003年に生まれた私の場合、aikoのキャリアでいう5年目、アルバムでいうと『秋 そばにいるよ』と『暁のラブレター』の間に生まれたことになり、改めてそのキャリアの長さ、いつまでも色褪せない魅力に驚かされる。

幅広い世代からの人気を得ると〈遠い存在になってしまった〉と感じるアーティストも多い中で、aikoは26年の輝かしいキャリアを通じて常に私たちの生活のそばにいてくれる。そんな彼女から元気を分けてもらいに、8月30日は私を含む多くのジャンキーがサザンビーチちがさきまで足を運ぶのである。