デビュー20周年にみずから華を添える13作目。すべてaikoが編曲した前作を挿み、一部で島田昌典とのタッグを復活させている点がまず大きなトピックで、弦楽器が爽やかに響く冒頭から一気に心を掴まれます。スカ調の若々しいアップなどで夏のウキウキ感を煽りつつ、切ないスロウからは諦念のようなものが溢れ、タイトルを見て2001年作『夏服』を連想した方ならなおのこと、深みが増した彼女の歌唱にじ~んとなるはず。