連載

【植田真梨恵のマリエンサイクロペディア】私的な言葉を詩的に表現する辞典形式の連載:第6回 はひふへほ

期待のシンガー・ソングライターが、私的な言葉を詩的に表現する辞典形式の連載!

[第6回]はひふへほ

 

はなび【花火】
夏の夜空に咲く大きな花。まんまるに並んだ無数の火の粒が、ドキドキするような音と一緒にひゅううううぅ……ドンといっせいに散りばめられる。日本でもいろんな場所で花火大会が開かれる。子供の頃〈ドン!〉の瞬間耳を塞いでみたら、それでもドンが胸に響いてきたのが忘れられない。

★花火大会の日のお昼間、準備をしながら聴きたいソング:aiko “花火”

 

aiko 桜の木の下 ポニーキャニオン(2000)

 

ひと【人】
ヒト、人間、生きて生活をしている。いろんな人と人が関わったり、助け合って生きている。思いがけないところで思いがけない人と繋がっていたり、不思議な縁というものを感じながら生きている。世の中にはいろんな人がいて、まったく同じ人間は一人として存在しない。

★人の生活にちょっと疲れたとき聴きたくなるソング:BUMP OF CHICKEN “ギルド”

 

BUMP OF CHICKEN ユグドラシル トイズファクトリー(2004)

ふうぶつし【風物詩】
その季節を感じるもの。夏の風物詩といえば、かき氷、蝉時雨、花火、祭り、海水浴。わたしにとって夏の風物詩といえば、Tシャツ、入道雲、木々の濃い緑、夕立ち、缶コーラ、ボーダー、汗。

へちま【ヘチマ】
不思議な形の野菜。夏休みにおばあちゃんちに行って畑の水やりをするとき、一際変で毎年注目してた。つるがぐるぐると長く伸び、どんどん背が高くなる。たわしにもなる。スカスカして硬いやつ。ところでヘチマはよく見てたけど、食べたことはない。

ほんろうされる【翻弄される】
心を奪われて持っていかれる、思いのままにされること。素敵なものに出会った時、素敵な人に出会った時の状態。

hide with Spread Beaver Ja,Zoo ユニバーサル(1998)

★わたしが翻弄され続けているアルバム:hide with Spread Beaver『Ja,Zoo』
【参考動画】hide with Spread Beaverの98年作『Ja,Zoo』収録曲“ROCKET DIVE”

 


 

 みなさんこんにちは。いよいよ夏まっさかりです。夏が一年のうちでいちばん好き。夏の思い出ってなかなか脳みそから離れてくれないよな。今年もいくつも夏の思い出ができたらいいな。そんな今年の夏のために、わたしの新しいシングル“わかんないのはいやだ”をリリースします。みなさんにとって大切なものが、いつも心のそばにあるような夏になりますように。またライヴでも会おう――。

植田真梨恵 わかんないのはいやだ GIZA(2015)

 

うえだまりえ【植田真梨恵
90年に久留米で生まれ、現在は大阪を拠点とするシンガー・ソングライター。今夏はニュー・シングル“わかんないのはいやだ” リリースのほか、〈ROCK IN JAPAN〉に出演! 10月には全国ツアーも実施します。詳細は〈uedamarie.com〉にて確認を!

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