いよいよ交響曲100番台に突入した、デンマーク室内管弦楽団とアダム・フィッシャーのハイドン・シリーズ第3巻。音をメゾスタッカート気味にアクセントをつけて小気味よく快活に奏でて大好評! 100番“軍隊”は上品に打楽器を響かせる演奏が多い中 、ウィーン包囲したオスマントルコの軍楽の影響を受けた作品らしく豪快に炸裂させる。101番“時計”はメヌエットのドラマチックな表現が圧巻。99番は第2楽章の木管楽器やヴァイオリンの深い歌の掛け合いや第3楽章のベートーヴェンのスケルツォような構成のメヌエットが心に残る。また目眩く快速ぶりが興奮を生み出す第4楽章も大変素晴らしい。