作品ごとにサウンド面の自由度を高めてきた彼らだが、この7作目ではUS志向が強まっている。80sロックやゴスペルのほか、ヴァネッサ・カールトンやイマジン・ドラゴンズを思わせる曲も収録。ルーツ回帰のようでもあるし、ますます冴え渡るソングライティングが新しい展開を呼び込んだとも取れるだろう。終曲でのバッハの引用もメロディアスなピアノ・ロックと好相性だ。