本業が保険業の日曜作曲家というイメージのアイヴス。父親はコルネットの名手で、その影響でポピュラー音楽・プロテスタントの教会音楽・ヨーロッパのクラシック音楽を体験。オルガン奏者として就職後、保険業に携わるが順風ではなく、精神的に疲れた時期を経て1930年代から自らの最新作から世に問い出した。その後初期作品が紹介され、作曲時系列と逆転されて作品が知られた。そんな少年時代から生涯を追うパートと、作曲時系列で作品を知ることができるパートを併走させたことで、より深く作品を味わえることと確信する。