間に作品を挿みながら続くシリーズ4作目は、ビートでスタイルの幅を見せつつ、確かなスキルをバランス良く落とし込んだアルバムに。ほぼ全編に配した客演にあってはTade DustやD3adStock、Bonberoら下の世代との共演もさることながら、デビュー以来の交流が続くPUNPEEとの絡みは今回も最大の援護射撃。タイトなマイクに〈俺様はお前らが好きなラッパーと同じそれより欲深い〉のラインが映える“Empire Strikes Back”は、PUNPEEのやり口とトラックのスケールの広がりに主役が引き立っている。その他、A-THUG、BES、SEEDAの揃い踏みやJNKMNとの共演曲も収録。