稲葉浩志とスティーヴィー・サラスのユニットが約5年ぶりにサード・アルバムを完成。オープナー“YOUNG STAR”からノリ抜群のポップな音色を奏で、屈託のない明るいメロディーに心は躍るばかり。サビがキャッチーな“Burning Love”はリズミックなギターとエレクトロを混ぜたアレンジが効果的だし、アコギと鍵盤を用いたバラード“DRIFT”の出来も素晴らしい。そして、ラストを飾る“ONLY HELLO part1”〜“ONLY HELLO part2”の組曲的な流れも聴き応え十分。前者はストリングス、後者はゴスペル風コーラスを導入し、神聖な空気に包まれる感動的なエンディングである。