LAとロンドンを拠点に活動するシンガー、Hope Talaのデビューアルバム。Erykah BaduやLauryn Hillの楽曲に影響を受けたという彼女。ボサノヴァのプロダクションをベースにファンクやフォークなどを織り交ぜたドリーミーな楽曲は、どのリスナーをも魅了するサウンドになっています。オバマ元大統領もお気に入りトラックに挙げた、オーガニックなアコースティックギターが映える“I Can’t Even Cry”など全16曲を収録。過ごしやすい季節に変わりつつある今、ゆったりと時間をかけて聴きたいネオソウル作品です。
97年生まれ、ウエスト・ロンドン出身のシンガー・ソングライター。2020年にオバマ元大統領のフェイヴァリットに挙がって話題となり、そこから複数のEPやシングルの発表を経て、これが初のフル・アルバムとなる。ネオ・ソウルとボサノヴァを混ぜ合わせたような洒脱で軽やかな作風が持ち味で、優しい陽光が差すような“Jumping The Gun”やアコースティック・ギターの調べが沁みる“I Can’t Even Cry”をはじめ、統一感のあるオーガニックなテイストは心地良く聴き進められる。この世界観にすっと馴染むウィスパー系ヴォーカルも素晴らしいし、“Survival”などで聴かせる抑制の効いたラップも良い。