こんにちは。fhánaの佐藤です。年の瀬ですね。2022年も大変お世話になりました。
最初に紹介するのは、坂本龍一さんがシャンパーニュクリュッグ(KRUG)とタイアップした組曲“Suite for Krug in 2008”。3種のシャンパーニュを表現した3楽章から成る組曲で、まさに音楽とシャンパーニュのペアリングとも言うべき芳醇な響き。とてもメロディアスでラストの盛り上がりも含め、教授がまたこういう曲を作ってくれて素直に嬉しいです。現在闘病を続けている教授ですが、それでも創作を辞めないその姿に心を打たれます。
2曲目はウェスト・ロンドンを拠点とするモダンでメロディアスなボサノヴァ系ネオ・ソウルを奏でるシンガー・ソングライター、 ホープ・タラの“Tiptoeing”。ボサノヴァなのですがとってもお洒落なエレクトロ・サウンド。ラテンやボサノヴァのリズムやコード進行はある意味危険ですね……。陶酔しすぎてしまうので……。
3曲目は声優ユニット・サンドリオンさんに提供させていただいた“星のLarme”。作詞は林英樹くんでこれは自信作です! 個人的にもとても気に入ってる曲です。生バンドでドラムンベースっぽいリズムで哀愁漂うメロディーとコード進行。エモいです。ありそうでなかった曲を作れたと思います。
提供関係では〈バンドリ! ガールズバンドパーティ!〉のMorfonicaさんに提供させていただきアニメーションMVも公開されている“The Circle Of Butterflies”と、髙橋ミナミさんに提供させていただいた“Someday is Today”もぜひ聴いていただきたいです。
2023年にはfhánaがデビュー10周年を迎えます。楽しいプロジェクトがたくさん待っています。いろいろとありますがfhánaの旅は続くのでぜひ着いてきてください!
佐藤純一
yuxuki wagaとkevin mitsunaga、ヴォーカリストのtowanaと組んだユニット、fhánaのサウンド・プロデュース/キーボードなどを担当。最新アルバム『Cipher』(ランティス)も好評リリース中のfhánaは、先だってyuxuki wagaの脱退が発表されたばかり。4人で臨むライヴは、新年1月23日の〈fhána New Year Live 2023 ~あけおめの集い~〉、1月29日の〈fhána Cipher Live Tour 2022〉名古屋振替公演を残すのみとなりました。詳細は〈http://fhana.jp/〉でご確認を!