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Natsudaidai

Natsudaidaiヨウとの〈夏三銃士〉による最強のサマーチューン

――2曲目の“ムーンライト~夏のVenus~”では、Natsudaidaiのヨウさんをフィーチャーされています。どういう経緯で参加が決まったんですか?

高橋「同じく近越さんが気になっていたアーティストなんですけど、僕もやっぱり好きで聴いていて、しかもCosmicは以前ライブでヨウちゃんにコーラスを頼んでいたらしく、それなら絶対に今やるべきじゃんってところでお願いしました。夏らしい3組による最強のサマーチューンです」

中山「夏三銃士!」

高橋「タイトルの“ムーンライト~夏のVenus~ feat. ヨウ (Natsudaidai)”に、夏が2個も入ってますからね(笑)」

中山「QnelとCosmicに友達のヨウちゃんも加わって、さらに豪華なコラボになりました」

――健介さんが感じたヨウさんの印象は?

高橋「めちゃめちゃ明るくていい子でした。Natsudaidaiの音楽はクールな響きなのに、実際に会ってみたら笑顔がとても柔らかいし、そこで先制パンチを食らいましたね。歌もすごく上手で、フェイクを適度に入れたりとか、表現の細部にまでこだわってくれたんです。

OKを出しても〈もう少しやりたいです!〉みたいな。創作に対して情熱のある方だなと思いました。歌録りだけだったから、Cosmicのメンバーは会えなかったんですけど」

中山「でも、出来上がった音源が良すぎて、勝手にヨウちゃんと会えた気になりました(笑)」

白井「聴いた瞬間に、一発でヨウちゃんだとわかる声ですから」

山口「唯一無二だもんね。ヨウちゃんの歌が曲にマッチしていて、トリプルボーカルの掛け合いが本当に爽快です」

――存在感のある声ですよね。

高橋「デモ段階はボーカロイドを使って、ヨウちゃんっぽい仮歌を乗せていたんですよ。それを何回も聴いていたので、レコーディングのときの感動がヤバかったなと。〈本物だ、すげえ!〉という気持ちになるくらい素敵な声でした」

 

苦しくても僕は音を発振するオシレーター

――“OSC”“火星でティーパーティー”“Salvia Blue”と進むにつれてサウンドが変化し、ロマンティックな色合いが深まる流れもよかったです。

高橋「“Space Cruising”は最初で、“Salvia Blue”は最後。そこは作るときから決めていて、真ん中をどうしようかなという感じだったんですけど、歌詞を書く過程で曲順が見えてきました」

――というと?

高橋「“Space Cruising”で宇宙に飛び立って、“ムーンライト~夏のVenus~”はどこかの星の海に辿り着いてはしゃいでいる感じ。その後、再びロケットで旅をしていたら、小隕石がたくさんある空間に迷い込んだような“OSC”が来る。危険をくぐり抜けた末、穏やかな荒野で一息つく“火星でティーパーティー”を経て、地球に帰るイメージの“Salvia Blue”で甘美に終わっていく。

すべてをダイレクトに表したわけじゃないですけど、サウンドからも空想しながら、物語的な歌詞を書いていったことで、曲順や全体像が決まった気がしますね」

中山「宇宙旅行の気分で聴けるEPでもあるんですよ」

――“OSC”の不穏な感じはそういうニュアンスだったんですね。

高橋「OSCはシンセサイザーとかの音を発振する機械=オシレーターのことなんですけど、ちょうど何曲か同時に歌詞を書かなきゃいけなくて苦しかったときに、〈それでも発しなきゃいけないよな〉〈自分は音を振動にして届ける人間なんだ〉みたいな心模様から着想を得た曲です。

当初はブラックミュージックっぽいのをやろうとしていて、かなりテンポの遅い曲だったんです。Zuckyに弾いてもらったベースのリフが軸になっているんですけど、もうちょっと恭輔のパーカッションが活きる曲にしたいなと。それで僕が再構築した感じですね」

白井「ライブをしているような感覚でレコーディングできたのが“OSC”なんです。短時間の中でどんどん洗練されていったというか。打ち込みで作ったデモとはまったく違う、予測していないところに行けました」