いずれもアンダーグラウンドのシーンを代表するラッパーとプロデューサーによる約5年ぶりのタッグ作品第2弾。共に親日家ということもあってか、以前から噂されていた通り今作ではジャケットをはじめとする随所で日本由来の要素がフィーチャーされ、本編には日本語のセリフも挿入。ソウルフルなサンプリング・サウンドと深みのある語り口調が織りなすハードボイルドな両者の世界観にオリエンタルな妖しさも加味され、“I Still Love H.E.R.”ではTERIYAKI BOYZオマージュの匂わせも。JIDやラリー・ジューン、アンダーソン・パークといった少数精鋭なゲスト勢の際立った仕事ぶりも素晴らしい。