旺盛に作品を重ねるサンフランシスコの鬼才が手の合うコラボで2タイトルを連続リリース!
怒涛のリリースが続くラリー・ジューンの近作が続けてフィジカル化。まずアルケミスト × 2チェインズとのトリオ作『Life Is Beautiful』は渋いサンプリング・ビートをバックに客演も招かず2チェインズと淡々とマイクを交わし、各々のライフスタイルについて綴った表題曲を筆頭にアダルトな雰囲気で統一されている。“Any Day”や“Epiphany”あたりのメロウでスムースなループがレイドバックしたラップともマッチして実に心地良く、ジャケットのようにクルージングしながら聴きたい作品だ。
一方、相性抜群な人気プロデューサー、カルドとの2年ぶりのコラボ作『Until Night Comes』もまたスムースなサンプリングの音作りが中心で、こちらは表題通り夕暮れから夜更けを想起させる仕上がり。リッチー・リッチやブラックC(RBLポッセ)といったベイエリア・レジェンドの招聘も感涙だし、DJクイックのオマージュ風味な“Cardo’s Groove”も最高だ。

