
今年ワールドチャンピオンを目指す日本の猛者たち
――〈DMC〉の大会にはいろいろな部門がありますが、各々どのような内容でしょうか?
「CLASSICがメイン部門で、簡単に言えばこの部門で優勝すればその年の〈DMC〉のワールドチャンピオンの称号を得られるわけです。バトル部門とも呼ばれるBATTLE FOR SUPREMACYは、90秒のルーティンを交互に2本ずつ披露する1対1のトーナメントバトルですね。
SCRATCH BATTLEは昨年から導入された部門なんですけど、名前の通りスクラッチの技術のみを競います。THE OPENは12分と尺が長くて、会場を沸かせるクラブプレイも混ざっているような部門です。スキルを発揮しながらミックスして、会場を盛り上げる構成を作る感じですね」
――大会で使われる音源はどんなタイプの曲が多くなっていますか?
「今は本当にいろいろで、全体的には音数が多くて激しめな曲でのルーティンが増えている傾向にあります。勢いがすごくて、圧倒されるものが多いですね。今の20歳前後の若いDJはアニソンなどを流して、そこにスクラッチを乗せる人もいます。個人的にはリズムキープがしっかりあって、音楽を作り上げていくスタイルが好きですけど、各々の表現としていろいろなスタイルが出てきていることは面白いなと思います」
――8月末には日本大会のファイナルが開催されました。今年はどんなDJたちが日本代表として世界大会に出場するのでしょうか?
「今年は若手が多いですね。CLASSICではヒラテマリノくんという若いDJが優勝して、BATTLE FOR SUPREMACYではDJ NOLLIが2連覇、 SCRATCH BATTLEではDJ KEITA、THE OPENではPACHI-YELLOWがそれぞれ優勝しました※。現時点で他の国の代表が誰なのか全員はわからないんですけど、日本のDJは今年チャンスなんじゃないかなという気がしています」
――KENTAROさんが世界大会で注目しているDJはいますか?
「ポルトガルのDJライドです。一緒に曲を作ったり、日本へ来たら一緒に観光へ行ったりと仲のいいDJなんですけど、彼が今年はワイルドカード※でTHE OPENに出てくるので注目ですね。過去に〈IDA World〉(ポーランド発のDJの世界大会)でワールドチャンピオンになっていたり、経歴も十分持っていますし」