いまやシーンを代表するプロデューサーへと成長を遂げたダニエル・エイヴリーの3年ぶりとなる通算6作目。名門ドミノへと移籍を果たし、ダンス・ミュージックを中心とした作風を根幹に保ちながらも、劇的な進化を遂げた姿には驚かされるはず。女性ヴォーカルをフィーチャーしたスロウなブレイクビーツ“Rapture In Blue”で新章の始まりを予感させ、続くラウドなロック・チューン“Haze”や終盤に披露されるノイジーなシューゲイズ・サウンドの表題曲で完全に振り切ってみせている。持てる才能を全開放し、プロデューサーとして表現者として一皮も二皮もズル剥けた印象だ。
ダニエル・エイヴリー(Daniel Avery)『Tremor』ダンスミュージックを中心に劇的な進化を遂げた姿に驚かされる6作目
 
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
    