いまの北アイルランドを刺激的にしているニュー・バンドを紹介!
アッシュの出身である北アイルランドは、ヴァン・モリソンやトゥー・ドア・シネマ・クラブ、バイセップらの出身地としても有名だ。最近の日本では、劇映画の上映もあり、ニーキャップへの注目が高まっているが、彼らを通じて同地に興味を持ったリスナーも少なくないだろう。 パンク~オルタナ系では、アッシュのレパートリーでもある“Teenage Kicks”でおなじみアンダートーンズやスティッフ・リトル・フィンガーズを避けて語ることはできない。また、多彩なサウンドをメタリックなグランジに取り入れたセラピー?にはアッシュも影響を受けていたのではないか。ここでは、そんな北アイルランド・シーンの現在をエキサイティングに彩る新鋭バンドたちを紹介しよう。
左から、2024年のサントラ『Kneecap』(Heavenly)、アンダートーンズの79年作『The Undertones』(Sire)、セラピー?の94年作『Troublegum』(A&M)
フロントパーソンを決めず、楽曲のテーマに合わせて歌い手を決めるというベルファスト発クィア・パンクの4人組。セクシズムや機会不平等などへの怒りを力の限りシャウトするこの初作は、北アイルランド音楽賞の年間ベスト・アルバムを獲得!
10歳の頃から一緒に歌っている2人組の初作。カントリーやブルース基盤の楽曲をヘヴィーなギターとリズム隊がグルーヴィーに味つけしている。軽やかなファンク“Every Night I Want You”、ロカビリーの“’Dead Man’s Heart’”なども良い。
デリー出身の3人組による初作は、タイトな演奏にシンガロング必至のメロディーを重ねたポップ・パンクの傑作! 魅力的な蒼さにはアッシュの遺伝子を感じずにいられないが、事実フロントマンのハンナ・リチャードソンは『1977』がお気に入りだそう。
イングリッシュ・ティーチャーなどで知られる新興レーベル、ナイス・スワンがリリースしたベルファスト発トリオのEP。インダストリアルとハード・テクノを正面衝突させたかのような硬質で獰猛すぎるエレクトロ・パンクに阿鼻叫喚……。



