ゴーストフェイス・キラーの素晴らしすぎるリミックス作も記憶に新しく、今年はソロ作『Thirty Eight』も出しているデトロイトの鬼才プロデューサー、アポロ・ブラウンのコラボ・シリーズ第3弾は、西海岸のレジェンド、ラス・カスとの鉄板すぎる共演盤。ソウル~ブルースから旨みをこれでもかと抽出したトラックは哀愁を漂わせながらも過去最高峰にドラマティックで痺れまくりです。そして、その上を堂々と闊歩するラス・カスのラップが燻し銀すぎて、もうどうにかなっちゃいそうです。しかも、ファロア・モンチにロイス・ダ・5'9"、イグジビット、ショーン・プライスといった豪華MC陣が参戦。〈90年代好きにオススメ〉とかじゃなく、いまこれが一番カッコいい音だと思うんですけど!!