フォーク、ブルース、ソウルのエッセンスが溶け込んだアメリカーナなロック路線はもはやルシンダ・ウィリアムズの真骨頂。ならば、タイトルに表れた危機感に対するメッセージに耳を傾けたい。73歳のヴェテランが声を上げなければと突き動かされるように作ったプロテスト・ソング集。その意味ではメイヴィス・ステイプルズと共に歌ったボブ・マーリーの“So Much Trouble In The World”のカヴァーと、〈だから強くならなきゃ〉と歌う表題曲が重要だ。前に進むことを歌い上げ、最後を締め括るゴスペル調の“We’ve Come Too Far To Turn Around”はノラ・ジョーンズとのデュエットだ。