ゴスペル、ドゥワップ、ジャズ……つんく♂のチャレンジ精神が表れた楽曲
現代のロックやポップスの源流ともなった60年代以前のアメリカ音楽の数々。これらを参照したハロプロ楽曲も数多い。
モー娘。“LOVEマシーン”のカップリング曲“21世紀”、“ザ☆ピ~ス!”のカップリング曲“でっかい宇宙に愛がある”、シングル曲では“I WISH”“愛あらばIT’S ALL RIGHT”など、ハロプロ初期にはゴスペル要素を感じさせる楽曲もある。
さらに、Berryz工房“笑っちゃおうよ BOYFRIEND”ではドゥワップ、藤本美貴“ブギートレイン’03”やモー娘。“ボン キュッ!ボン キュッ!BOMB GIRL”ではブギウギ、タンポポ“わかってないじゃない”や松浦亜弥“オリジナル人生”ではジャズなど、グループやソロを問わず、つんく♂が様々なジャンルに挑戦していることがうかがえる。モー娘。“青空がいつまでも続くような未来であれ!”では、ニューオーリンズジャズの構成要素であるセカンドラインの影響などが感じられる。
レゲエ、スカコア、ボサノバとかけ合わせた独創的なつんく♂曲
欧米以外の地域で発展してきた音楽ジャンルにも様々なものがあり、それらと結びついたハロプロ楽曲も実に魅力的だ。
最近話題のJuice=Juice“盛れ!ミ・アモーレ”は山崎あおいが手がけたラテン調の楽曲だが、つんく♂も松浦亜弥“The 美学”、安倍なつみ“だって 生きてかなくちゃ”、℃-ute“涙の色”といったラテンナンバーを制作している。
7人祭“サマーれげぇ!レインボー”を筆頭に、Berryz工房“小遣いUP大作戦”、スマイレージ“踊ろうよ”、モー娘。“ピョコピョコ ウルトラ”などはレゲエから出発して、さらに別の音楽へ進化したような独創的なサウンドを展開している。
モー娘。“ここにいるぜぇ!”や“まじですかスカ!”、11WATER“BE ALL RIGHT!”などはどれもスカコア的な勢いのある曲で、ライブでの人気も高い曲だ。
そのほか、モー娘。“ちょっとイカした PURE BOY”や℃-ute“That’s the POWER”などはサンバ、タンポポ“時間よ止まれ”、中澤裕子“クラクション”、℃-ute“あったかい腕で包んで”では落ち着いたボサノバ調の曲を披露している。