(左から)石田泰尚(石田組)、鈴木愛理
Photo by 石阪大輔

異色にして、最強のコラボが実現しそう……

 シーンのカリスマ的人気ヴァイオリニスト、石田泰尚率いる弦楽合奏団〈石田組〉が初めて〈歌手をゲストに迎えた〉スペシャルなコラボ・コンサートの企画を発表。お相手はマルチ・アイドルにして抜群の歌唱力を持つ鈴木愛理。NHKの「クラシックTV」で清塚信也と共に司会を務める彼女は、ゲストとして登場した石田組長の演奏にハートを射貫かれてしまったとか。

鈴木「石田さんがヴァイオリンを奏でた瞬間、ぱっと花開くように温かい空気がスタジオ中に広がっていくのを感じたんです。とても柔らかくて繊細なのに様々な感情を雄弁に物語る音色に魅了され、そのインパクトある個性的な見た目とのギャップに衝撃を受けました。以来、番組でもその魅力について熱く語っていたので、この企画の話を最初に伺った時は、心が追いつかなくていったん完全にフリーズ(笑)。まだ信じられない、今こうして横にいらっしゃるのが夢みたいです!」

石田「こちらこそ、まだまともに目が合わせられないような状態ですよ。顔とかもちっちぇーし……自分も小さい方だと思ってましたが(笑)。とにかくよろしくお願いします」

Photo by 石阪大輔

  会場はクラシック・ファンにはお馴染みの紀尾井ホール。当日のプログラムは大きく3つのパートからなる模様。そのうちの1つには王道クラシックから映画音楽にロックと、ヴァラエティに富んだ石田組の定番レパートリーの数々が並びそうだ。

鈴木「アニメ『青のオーケストラ』とかを観て勉強中ですが、同じ楽器でも演奏者によって全く違いますよね……歌手の声と一緒で。クールでめっちゃ激しい曲調に、すうっと石田さんの甘めのソロが入ってくるような楽曲を聴きたいです」

石田「そんなんいっぱいあります。ご期待ください」

 〈鈴木愛理カヴァー・パート〉では、よく知られたJ-POPの名曲から彼女の〈推し〉アーティストの曲、ミュージカル・ナンバーなどが披露される予定。

石田「普段からお笑い番組ばかり観ていて、流行の曲とか全然知らないんですよ。石田組でも〈この曲どうですか〉って教えてもらって弾いてみて〈あ、イイな〉って思うのが殆ど。アレンジャーが最高でいつもカッコよく仕上げてくれます」

鈴木「先程、プロモーション用の撮影だったのですが、二人のコントラストが〈こういう映画のポスターあるよね〉ってかんじで楽しかった。〈出会うはずのない二人が出会った……〉みたいな(笑)。なのでデュエット曲も希望します。『美女と野獣』のテーマとか素敵ですよね」

Photo by 石阪大輔

 最新曲など、彼女のオリジナル楽曲が石田組の演奏にのせて歌われるのも楽しみだ。

石田「当日のメンバーも既に決めました。いつも通り変わらず、全力で演奏するのみです」

鈴木「いつもの石田組でお願いします! 私のファンの中には、恐らく本格的なクラシックの演奏をコンサート・ホールで聴くのが初めてという人も多いかもしれません。石田組の魅力でみんながクラシックを大好きになってくれたら嬉しい……きっとそうなるはず!」

 


LIVE INFORMATION
billboard classics 石田組 × 鈴木愛理 ―石田組から鈴木愛理への挑戦状―

①2024年2月29日(木)東京・紀尾井ホール
開場/開演:13:30/14:00

②2024年2月29日(木) 東京・紀尾井ホール
開場/開演:17:30/18:00 

出演:石田組
ヴァイオリン:石田泰尚/佐久間聡一/野尻弥史矢/大宮臨太郎/丹羽洋輔
ヴィオラ:生野正樹/古屋聡見
チェロ:西谷牧人/広田勇樹
コントラバス:米長幸一
ゲスト・ヴォーカル:鈴木愛理 

■チケット
料金:8,800円(税込)
※全席指定・未就学児入場不可
※枚数制限:お1人様各公演1申込(最大4枚まで)のみ

■公演チケット販売スケジュール
プレイガイド先行(抽選)受付期間:2023年11月11日(土)~
一般発売:2023年12月1日(金)10:00

■公演オフィシャルサイト
https://billboard-cc.com/ishidagumiXairi/

主催・企画制作:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)
後援:米国ビルボード

■注意事項
※必ずオフィシャルサイトに掲載の注意事項をご確認の上、チケットをお求めください
ご来場のお客様へのお願い:https://billboard-cc.com/notice/

お問い合わせ(キョードー東京):0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)

 


PROFILE: 石田組

©Norizumi Kitada / Universal Music

ヴァイオリニスト・石田泰尚の呼びかけにより2014年に結成された弦楽合奏団。プログラムによって様々な編成で演奏をするスタイルを取っており、メンバーは〈石田組長〉が信頼を置いている首都圏の第一線で活躍するオーケストラメンバーを中心に公演ごとに〈組員〉が召集される。レパートリーはバロック音楽から映画音楽、プログレッシヴ・ロックまで多岐にわたり、各々のスタイルをぶつけ合いながら織り成す演奏スタイルは弦楽アンサンブルの新しい世界を切り拓く存在として各方面から注目され、2017年にリリースされたアルバム『THE 石田組』は「レコード芸術」誌上で特選盤の評価を得た。単独公演のみならず渡辺克也、工藤重典ら著名な音楽家との共演や組員自ら指導に当たる教育プログラムの実施など活動は多岐にわたる。2018年にNHK-FM「ベストオブクラシック」およびNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」で紹介され、その熱いステージの模様が大きな反響を呼び、2019年にEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2021年に3年ごとに行われる「音楽の友」誌クラシック音楽ベストテン〈あなたの好きな室内楽グループ〉部門にて第4位(日本人グループ最高位)に選出された。2023年にユニバーサルよりアルバム『石田組 2023・春』『石田組2023・夏』を連続リリースし、全30公演となるアルバム発売記念ツアーを敢行中。 ※今回の公演と編成、出演者が異なります

PROFILE: 石田泰尚

©Norizumi Kitada / Universal Music

神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサート・マスターを経て、2001年、神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサート・マスターに就任。以来〈神奈川フィルの顔〉となり、現在は首席ソロ・コンサート・マスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。結成時から20年以上参加するYAMATO String Quartet、自身がプロデュースした弦楽アンサンブル〈石田組〉など様々なユニットでも独特の輝きを見せる。2020年4月より京都市交響楽団特別客演コンサート・マスターを兼任。最新アルバムは2021年12月リリースされた『PIAZZOLLA LIVE』。2022年6月に初の著書となる「音楽家である前に、人間であれ!」を刊行。使用楽器は1690年製G.Tononi、1726年製M.Goffriller。

PROFILE: 鈴木愛理

2005年にアイドル・グループ〈℃-ute(キュート)〉を結成。2018年6月、『Do me a favor』にてソロ・ヴォーカリスト・デビュー! 同年7月9日、ソロとして初の武道館公演を行う。2021年、ソロ2回目の武道館公演も成功。〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL〉など様々なフェスへの出演、女優業や番組MC、「Ray」専属モデルも務めるなど多岐にわたって活動の幅を広げている。

ビルボードクラシックスとは
音楽ファンに最高の音楽と新しい体験を届けるため、ビルボードジャパンが2012年にスタートしたコンサートシリーズ。〈アーティストの音楽を最高のかたちで届けること〉をミッションに全国の音楽専用ホール等でこれまでに400以上の公演を開催している。