こんにちは。ボーカルのtowanaです。アジア・ツアーで幕を開けた2024年、気付けばもう4月だなんて! さて今回もメンバーからのレコメン曲と共に素敵な音楽をご紹介します。

くるり 『ジョゼと虎と魚たち』 スピードスター(2003)

 kevinくんのおすすめは、くるりの“ハイウェイ”。映画「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)のテーマソングとして書かれたということで、主演の妻夫木聡さんが出演しているMVはショートムービーのような素敵な雰囲気。田辺聖子さんの原作小説には触れたことがあるのですが、映画も観てみようと思います。浮世を漂うような詞と曲調で淡々としながらもあたたかく、春の陽光にも合いそう。kevinくんといえばくるりと言ってもいいのではと思うほど彼からよく名前を聞きますが、そのおかげかfhánaの“reaching for the cities”はこの曲の影響を受けています。fhána的〈旅に出ようぜ〉という曲です。

QUADECA 『Scrapyard』 deadAir(2024)

 続いて佐藤さんのレコメン楽曲はクアデカの“WAY TOO MANY FRIENDS”。インディー・ロック感のある独特な質感のトラックとラップの組み合わせが新鮮でかっこいいとのことでおすすめしてくれました。タイトル通り友達がめっちゃ多い多すぎると繰り返し歌いながら、多重コーラスとバッキングの音も相まってどこかうんざりした空気を感じます。ラッパーでありシンガー・ソングライターでありYouTuber&ゲーム実況者だそうで、とても多才なアメリカのアーティストです。

松浦亜弥 『ファーストKISS』 zetima(2002)

 最後にわたしのおすすめは“オシャレ!”。2002年にリリースされた松浦亜弥さんのファースト・アルバム中の一曲。歌うのも聴くのも大好きな、わたしのお気に入り楽曲です。そのファースト・アルバムはどれも本当に名曲揃いなのですが、文字通りオシャレでかっこよくて、デビュー曲候補のひとつだったというのも納得の名曲です。若いのに少し冷めた目線や秘めた陰の部分を感じさせる歌詞、それを完璧に歌い上げるアイドル&歌手としての実力とさまざまなことが噛み合った凄まじい一枚だと思います。ぜひ聴いてみてね!

 日もどんどん伸びて春の訪れを感じる日々ですが、今年の桜は少し遅かったですね。春先の不安定なお天気も続きますが、皆さま体調にはお気をつけください。5月のBillboardツアーでお会いできるのを楽しみにしています!

 


towana
佐藤純一、kevin mits­unagaと組むユニット、fhánaのヴォーカルを担当。fhánaのメジャー・ファーストEP『Beautiful Dreamer』(コロムビア)がまだまだ好評リリース中です。5月には〈fhána Billboard Live Tour 2024〉と題して、5/25(土)はBillboard Live YOKOHAMA、5/31(金)はBillboard Live OSAKAにて、それぞれ2部構成のライヴを控えています。さらなる最新情報は〈http://fhana.jp/〉にて!