既に発売済の『モノラル録音全集 1920-1957』に続き、ステレオ録音の全集として79枚組BOXがリリース。主にパイ・ニクサ、HMV、EMIのセッション録音を収録。ボールトは英国音楽の権威としてエルガーやヴォーン・ウィリアムズ等の世界的な認知向上に大きな功績があるが、元々ニキシュに師事していたこともあり、ブラームスを含む独墺音楽にも優れた業績を残したことがこの一連のBOXを聴くとよくわかる。尚、今回のBOXの白眉のひとつは、普及に大きく関わったエルガーの交響曲第2番が3種収録されていることだろう。ステレオ初期の1956年と最晩年である76年のLPOとの有名な2枚に加え、SNOとの63年盤も格調高い名演。
エイドリアン・ボールト(Adrian Boult)『ワーナークラシックス・ステレオ録音全集1956-1978』エルガー交響曲第2番の名演3種を含む79枚組BOX