m/lue.がニューシングル“惑星”を2026年4月15日にリリースした。

2025年6月に1stフルアルバム『Ghost of Time』をリリースし、国内外で反響を広げてきたシンガーソングライターm/lue.(読み:ミリュー)。彼女が、新曲“惑星”を本日デジタルリリースした。

“惑星”は、『Ghost of Time』の制作後も世界で争いや対立が絶えない状況と向き合うなかで生まれた新曲。〈もし地球が滅びるなら、この世界で続いているあらゆる争いは無意味になるのではないか〉という極端な想像を出発点に、区別を失った先にかすかな共通性や希望を見出そうとした一曲で、静かで張り詰めた音像のなかに、祈りにも似た感情が滲む作品となっている。

同曲では、生楽器と環境音を主軸とした従来のインディフォーク/アンビエントポップ的なアプローチからさらに踏み込み、オルタナティブやドリームポップの要素を色濃く反映した仕上がりになっている。m/lue.特有の静謐で空間的なサウンドスケープを残しつつも、タイトなビートと浮遊感のあるギターが交錯しながらダイナミックな広がりを見せており、より力強く洗練された新たな一面を感じさせる曲だ。

楽曲制作にあたっては、アンドレイ・タルコフスキー「サクリファイス」が持つ静寂と祈り、ラース・フォン・トリアー「メランコリア」の終末的な諦念、そしてヨルゴス・ランティモス作品に通じる異様な静けさといった終末映画のイメージ群から着想を得たという。スクリーンのなかに漂う終わりの気配が、そのまま音へと置き換えられたような、m/lue.ならではの世界観が広がっている。

レコーディングには、『Ghost of Time』から引き続き、Khamai Leonのメンバーであるbejaと赤瀬楓雅、そしてさまざまなサポートを行うカナミネケイタロウが参加。レコ発ライブや名古屋でのバンドセットでのパフォーマンスを経たことで生まれたグルーヴ感が、m/lue.の音世界をより鮮明に描いている。ミックスはbejaが、マスタリングはstudio Chatriの風間萌が担当した。

さらに安田和弘監督によって制作されたMVも、本日18:00に公開された。楽曲が内包する終末性と静かな希望を、映像としてさらに深く体感できる作品になっている。

m/lue.のコメントは次のとおり。

世界の分断や対立を見つめるなかで、「もし地球が滅びるなら、いまここで起きている争いはすべて無意味になるのではないか」と考えました。とても極端な想像ですが、その瞬間にはじめて、人は同じ立場になれるのかもしれないとも思いました。「惑星」は、そうした想像と一度正面から向き合いながら、それでもなお希望のようなものを探そうとして生まれた曲です。静かで祈るような終末映画からも影響を受けた『惑星』。音と映像の両方で、この曲の景色を受け取ってもらえたら嬉しいです。

また、東京・代官山の晴れたら空に豆まいてと共同で開催するライブイベント〈あしたからのこと〉が始動する。m/lue.が敬愛するアーティストたちを季節ごとに招く全4回のシリーズで、春・夏・秋・冬、それぞれ1組のゲストを迎えて開催される予定だ。第1回は4月30日(木)にテニスコーツをゲストに迎えて開催される。

世界の現状に向き合ったアクチュアルな歌詞、映画からインスピレーションを得た音世界を聴かせる“惑星”。m/lue.の新たな表現にぜひ注目してほしい。

 


RELEASE INFORMATION
m/lue. “惑星”

リリース日:2026年4月15日(水)
レーベル:FRIENDSHIP.
フォーマット:Digital
配信リンク:https://friendship.lnk.to/planet_mllue

TRACKLIST
1. 惑星

 

LIVE INFORMATION
m/lue.自主企画「あしたからのこと」春

2026年4月30日(木)東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
開場/開演:18:30/19:30
出演:m/lue.(band set)/テニスコーツ

■チケット
前売り:4,000円
U30:3,000円
+1 Drink 700円
(当日は各+500円)

企画:m/lue.(ミリュー)× 晴れたら空に豆まいて
予約:晴れたら空に豆まいてHP https://haremame.com/schedule/81310/

 


PROFILE: m/lue.
m/lue.(ミリュー)は、〈中間/環境〉を意味するフランス語milieuに由来するシンガーソングライター。生楽器と環境音を重ねた重層的な音像に、詩的なメロディーとポエトリーリーディングを組み合わせた、インディフォーク/アンビエントポップの表現が特徴。もともと舞台・映画で活動していた役者でもあり、その経歴に裏打ちされた身体表現がライブに独自のシアトリカルな質感をもたらしている。ルーパーで声や楽器を重ねながら静寂と音の緊張感を手繰り寄せるパフォーマンスは、観た者の記憶に深く残る。

2020年、iPhoneのGarageBandだけで音楽制作を開始。Maltine RecordsのtomadのSNSで取り上げられたことをきっかけに活動が広がり、2021年にはピアノ・ギター・ベースをすべて自身で演奏・編曲したミニアルバム『あいだ』をリリース。Mikikiにより2022年期待の新人邦楽アーティストに選出され、2023年には〈SHIN-ONSAI 2023〉のオープニングアクトを務めた。その後、自分が本当に作りたい音楽を探しながら制作環境を整え、4年の歳月をかけて2025年6月、1stフルアルバム『Ghost of Time』をリリース。

〈場所〉や〈記憶〉を辿りながら遠くの誰かを想像しようとするm/lue.の葛藤と希望を、空間的なサウンドと鋭い言葉で描いた本作。制作にはSNSで偶然つながったKhamai Leonの赤瀬楓雅・bejaが参加。ジャズやクラシックの下地を持つ音楽家たちとの邂逅によって、m/lue.がイメージしていた音世界がより解像度高く具現化された。マスタリングは英スターデルタ・マスタリングのアンディ・マイルズが担当し、香港のインディレーベルInfree RecordsよりCDも発売され、国内外での流通を実現した。

同年9月、代官山〈晴れたら空に豆まいて〉でのリリース記念ライブでは初のbandsetを披露。アルバム制作においても演奏・エンジニアリングで深く関わったbejaと赤瀬楓雅、民謡クルセイダーズや寺尾紗穂のサポートを行うカナミネケイタロウを迎え、七尾旅人とのツーマンを行った。アルバムの音世界を初めてステージで体現したこのライブは、幽玄かつ力強い演奏として高い評価を受けた。11月には〈Yokosuka Bayside Breeze〉のオープニングアクトに抜擢。12月には「ele-king vol.36 特集:日本のシンガーソングライター、その新しい気配」の〈新潮流ディスクガイド30〉に選出された。

2026年2月、名古屋・KDハポンにてキセルとの2マンライブを開催。CINRAの〈Up Coming Artist〉に選出された。ドイツのFMラジオでも楽曲が放送されるなど、国内外から注目を集めている。 

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