UKのサイケ・バンド、ワックス・マシーンを率いるラウ・ローが、自身のルーツであるブラジル音楽へ向き合ったソロ1stのMPB/トロピカリア由来の柔らかなコード感やメロディーを軸にしたアシッド〜サイケ・フォーク路線を、音響や質感重視へと深化させた2nd。断続的に録音されたセッションをコラージュ的に再構築したサウンドはアコギ主体に、ストリングス、ノイズ、さらにはガレージ・ロック的ローファイな質感までもが霧状のアンビエンスによって輪郭をぼやかしながら漂い、そこへ空気を含んだような浮遊感のあるヴォーカルが減衰しながらも消え入ることなく溶け込んでいく。その様は儚く煌めきながら宙を舞うシャボン玉のよう。