サザン・ソウルからカントリーまで古式ゆかしい音楽性で人気のリオン・ブリッジスだが、この5作目はUKのジャングルがプロデュースを手掛け、かつてなく多彩かつ表題通りの幸福感に溢れる内容に仕上がっている。フェラ・クティもかくやというグルーヴィーなアフロビートの“Light The Way”で幕を開け、爽快なAOR風味の“Talk It Over”や、心地よいボッサ・ソウル“All Day, All Night”など、軽妙な楽曲たちに合わせて本人の歌い口もしなやか。こういうテイストも似合うという、ひと味違った一枚としては満点の内容だ。そして、次のアルバムではディープなソウルに回帰しそうな予感もさせる佳作。