グラミー受賞作から3年ぶりの新作。制作陣にキャンパー、Dマイル、ギッティらを迎え、90年代R&B名曲の引用、スタンダードの換骨奪胎、カンツォーネの名曲を使ったブルーノ・マーズとのデュエットを交えて、しなやかな美声でエレガンスを漂わせながらロマンスを歌う内容は、まるで上質な恋愛映画のよう。そこに爽快な“Juicy”、ケイトラナダも制作に絡んだ70sソウル使いのハウス風ダンサー“Reach Out”といった先行曲が鮮やかに切り込む。レオン・トーマス、ラッキー・デイ、SZA、ブライソン・ティラー、クロイーも脇役としてアルバムのストーリーに加担したコンセプト性の高い大作だ。