コラム

グランジ/オルタナの逆襲

【OPUS OF THE YEAR 2014】 Part.13

【関連動画】クラウド・ナッシングスの2014年作『Here And Nowhere Else』収録曲“I'm Not Part Of Me”

 

 シアトルを発火点に、80年代末から90年代半ばにかけて音楽シーンを席巻したグランジカート・コバーンの死からちょうど20年を経た2014年は、そのリヴァイヴァル気運が過去最高に盛り上がり、ひずんだ轟音ギターを核としたダイナミックなロック・サウンドが至るところで鳴り響いていた。数年前からその回帰ムードを煽ってきたオハイオのクラウド・ナッシングスとNYのシンバルズ・イート・ギターズが、それぞれ作品を出したことがやはりデカかったが、UKからダイナソー・パイル・アップ、カナダからホワイト・ラングといった新勢力が台頭したことも特筆すべき。また、L7を心の師と仰ぐ……かどうかは知らないが、エックス・ヘックスブリーディング・レインボウスクリーミン・フィメールズを筆頭に、男勝りなガールズ・バンドが数多く登場したのも、何ともグランジ的じゃないか。

 そんな若き暴れん坊どもの活躍に刺激されたか、ピクシーズJ・マスキスヴァセリンズフー・ファイターズなど諸先輩方も続々と良作をリリース。年明け早々にスリーター・キニーの復帰作が控えていることもあり、この動きはまだまだ続いていきそうだ。

 

▼関連作品

左から、クラウド・ナッシングス『Here And Nowhere Else』(Carpark)、エックス・ヘックス『Rips』(Merge)、ピクシーズ『Indie Cindy』(Pixiesmusic/PIAS)

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