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マーヴィン・シーズ、クイーン・エミリーなど90s以降も良作送り出し続けるマラコの近年

 この特集で紹介しているのは今回のリイシュー・シリーズの作品のみだが、ジョニー・テイラーがレーベル最大のヒット作とされる『Good Love!』(96年)を生んだ90年代も、それ以降も、マラコはマイペースに活動を続けている。2000年代にはジョニーの愛息フロイド・テイラーをはじめ、ウィリー・クレイトンマーヴィン・シーズといったローカルの巨人たち、さらにはデヴィッド・シーユークリッド・グレイ(元パブリック・アナウンスメント)らがコンテンポラリーな作法と共にレーベルを盛り上げた。2010年には「America's Got Talent」出身のクイーン・エミリーを輩出。その頃には一時的にジャーメイン・デュプリ率いるソー・ソー・デフ作品を配給したのも話題となった。

【参考動画】マーヴィン・シーズの2008年作『Who's Got The Power』収録曲“I'm Coming Home”
【参考動画】2010年のサントラ『Why Did I Get Married Too?』収録曲、
ジャネット・ジャクソン“Nothing”
【参考動画】クイーン・エミリーの2010年作『Queen Emily』収録曲“Just Got Started Loving You”

 

 2011年にはトルネードで社屋とスタジオを失う不幸に見舞われるも、マスターを保管している倉庫は無事だったという。〈ラスト・ソウル・カンパニー〉として築かれた揺るぎないブランドは、この先も良品を送り出し続けてくれることだろう。

【参考動画】Qパーカーの2012年作『The Manual』収録曲“Show You How”

 

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