昨日、渋谷WWWのレギュラー・イヴェント〈NEWWW〉で、鮮烈なパフォーマンスを披露し多くのオーディエンスの度肝を抜いていた(マジでスゴかった!)東京出身の桜木大悟(ギター/ヴォーカル/シンセ)、市川仁也(ベース)、川上輝(ドラムス)という全員21歳の3人によるバンド、D.A.N.(ダン)。彼らの自主レーベル、Super Shy Without Beerと、Yogee New Waves、never young beachを輩出したサイド・レーベル=ROMAN LABELを擁するBAYON PRODUCTIONとの共同リリースで7月8日に登場するD.A.N.の初EP『EP』のトレイラー映像や音源が公開されている。
2014年8月に結成、〈いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウを追求すること〉をテーマに活動し、細野晴臣、宇多田ヒカル、OGRE YOU ASSHOLEといった邦楽アーティストや、ブックス、エックス・エックス、ポーティスヘッド、マッシヴ・アタック、マウント・キンビー、ウォーペイント、テイラー・マクファーリン(!)などの海外アクトからの影響を公言している彼ら。ヤング・タークスやワープあたりが目を付けてもおかしくなさそうな先鋭的なバンド・サウンドながら、低体温なのに不思議な昂揚感も潜む日本語(を交えた)の歌が完璧にフィットしており、今後シーンを揺るがすこと必至の大注目な存在だ。
今回の『EP』は、“Ghana”“Now It's Dark”“Morrison”、そして“Beach ”のShinozaki Soheiによるリミックスの計4トラックで構成。トクマルシューゴ、森は生きているらの作品でも知られる葛西敏彦がエンジニアを務めている。冒頭の、筆者も目撃した昨日のライヴでは、そのほかにもいくつかヤバい曲を披露しており、まだかなり気が早いとはいえ来たるべきフル・アルバムでその全貌があきらかになる日もいまから楽しみだったり。ひとまずはEPの到着を心待ちにしておきます!