どんなときでもフレーズのアーティキュレーションが気持ちよく聴こえてくるベーシスト、というのがティム・アーマコスト(ts)のNew York Standards Quartetでおなじみの安ヵ川大樹の僕の印象だ。彼がいるとどんなリズムも、どんな音楽も凛として聴こえてくる。たんにリズムの正確さだけでなせるわけではないというか、アーティキュレーションってそういうことだけじゃないよなっていつも感じさせてくれる。ちょっとひねりの利いたスタンダードのアレンジもばっちり、気持ちよく耳に入ってきます。通算4枚目となるNYSQの最新作、イイネ。