2015年を無事駆け抜けることができたMikiki。ここでは今年1年で人気の高かったレヴュー記事をジャンルごとに紹介します。おそらく世のヒット・ チャートとは大きく異なるランキングになっていますが、Mikikiの読者の方々が注目した2015年の作品はコレ! ということで興味深い並びなのでは? 今回はJAZZのトップ10!

 

 

ぶっちぎりの高アクセスで1位に輝いたのは、巨匠・大野雄二率いるセクステットの昨年末にリリースされた5作目。ベスト盤『Yuji Ohno & Lupintic BEST』がつい先日発表されたこともあり、今年に入ってからも話題を集めている模様です。元オリジナル・ラブのベーシスト、小松秀行のラグジュアリーなフュージョン作は、シティー・ポップ耳にもオススメ。2015年に入ってポスト・ロックの再評価が進むなか、3位に入ったジャガ・ジャジスト『Starfire』はその健在ぶりを示す充実の1枚でした。

ロバート・グラスパーを中心とした新世代のジャズが盛り上がりを見せ、Mikikiでも関連記事を多数アップしてきましたが、ここではLAの巨星カマシ・ワシントンが8位に登場。各媒体の年間ベストに軒並みランクインした存在感&人気がここにも反映されました。あとは、ヴィジェイ・アイヤーECMから今年リリースされた『Break Stuff』は傑作!)らも参加した10位のタイション・ショーリーにも注目。バルトークからオウテカまで横断しながら、NYアンダーグラウンドの〈いま〉を鳴らしていました。