ラスコ“Cockney Thug”を連想させる、俳優アラン・パーカーの語りを配した幕開けの“Damien”から雰囲気は十分。ギタリストとドラマー交替を経て、ペンデュラムの影響下にあるダブステップ・バンドという明快さからダークな裏路地へ踏み込んだ2作目だ。ブヨンブヨン唸るニューロファンク“Nightbus Home”などで直情的なヤバさを増強しつつ、スキンドレッドらゲストの多様さをアレンジの幅に直結させているのも巧い。