NYを拠点に活動するセイント・ペプシ改めスカイラー・スペンスの、9月16日に日本先行でリリースされる初のフル・アルバム『Prom King』より収録曲“Affairs”を公開中だ。


SKYLAR SPENCE Prom King Carpark/HOSTESS(2015)


スカイラーがある日見た夢にインスパイアされたというこの曲。本人曰く、「前まですごく仲の良かった人に向かって走っていったら、その人が僕のことを覚えていなかったんだ。その人との関係を続けるために変装をしなきゃいけない気分になったよ。結局僕にはそんなことはできなかったんだけどね」とのこと。切ないけど、すごくわかる……。

tofubeats“ディスコの神様”とも並べてみたい〈プロムの王様〉というアルバム・タイトルと、上掲したナードなアーティスト写真(こんな顔だったのか!)の組み合わせだけでも〈こじれたアメリカの思春期〉チックで甘酸っぱいのに、スカイラー本人が手掛ける楽曲がどれも青春なヴァイブスが全開なのだから実にたまらない。というわけで、大人になりきれないフォーエヴァー・ヤングな諸氏のために、セイント・ペプシ時代も含めて名曲の数々をまとめてみた。

『Prom King』のリード・トラック“Can't You See”のMV
冴えない男子の妄想全開なヴィデオ&ブギーなベース・ラインが2015年の夏にピッタリ!
 
『Prom King』収録曲“Fiona Coyne”のMV
2014年に7インチでカットされた、SoundCloudでの再生回数も100万回超えの極上サマー・チューン
B面曲の“Fall Harder”とともに、今度のフル作にも収録される 
 
2015年作のコンピレーション
『Carpark Sweet Sixteen Basketball Picture Disc 12'』収録曲“Practice”
名門カーパークの16周年記念コンピより、参考記事はこちら
 
セイント・ペプシの2013年作『Hit Vibes』収録曲“Skylar Spence”
山下達郎“LOVE TALKIN'”使いもリリース当時話題になったこの曲が
そのまま現在の名義となった

セイント・ペプシの2013年作“Unhappy”
先日の来日公演も盛況だった、アメリカン・フットボール“The Summer Ends”を
〈家ジャケ〉ごとサンプリング、エモい!
セイント・ペプシの2012年作“ラグラッツ”
宇多田ヒカル“SAKURAドロップス”をスクリューさせた不穏なナンバー
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーやウィークエンドらの当時の作品と併せて聴き直したい