若手の作品への参加やライヴなど、コンスタントに活動を続ける71歳の御大による5年ぶりのリーダー作は、20代のオルガン奏者と40代のドラマーを従えた3世代のライヴ共演盤だ。イキの良さはオルガンに任せて朗々とトロンボーンを吹きながら、ジミー・スミスリー・モーガンほかのジャズ古典を出汁の効いたファンキー・テイストに味付けしてゆく。自身の80年代ヒット“House Party”では味のある歌声も健在だ。

【参考動画】フレッド・ウェズリー・ジェネレーションズのパフォーマンス映像