過去にはドラマーとしてクウェスケイト・テンペストミカチューらをサポートしてきたジョージアは、元女子プロ・サッカー選手という異色の経歴も持つ若きトラックメイカー/シンガーだ。フィールドを問わずあちらこちらで才能を炸裂させてきた彼女のファースト・アルバムには、〈驚くのはまだ早いわ!〉と言わんばかりに、ナイフの影が過ぎるエキセントリックさ、ハドソン・モホークとも共鳴するようなダブステップIDMの養分、M.I.Aの持つグライムやパンクのギラつきなど、興味の趣いた対象を片っ端から平らげた、刺激的なプログレッシヴ・ポップが仄暗く鳴っている。実の父であるレフトフィールドニール・バーンズをも超えた、実力派2世アーティストとしても注目!?