「ローレンのソロ・プロジェクトだったら、アルバムはあと20万枚多く売れていただろうね」――メンバーのそんな爆弾発言も話題となったが、何はともあれ、バンドとしての基盤を固めた彼らの選択は正しかった。総距離194,551kmにも及ぶ過酷なツアーの合間を縫い、グラスゴーのホーム・スタジオで制作されたこの2作目は、良い意味でファンの期待に真っ直ぐ応えた仕上がりだ。シングル曲“Leave A Trace”の昂揚感溢れるビートは言わずもがな、マーティンがマイクを握るナンバーにおいても前作以上のキャッチーさを体得。どこを切ってもチャーチズらしい完全無欠のエレポップがギッシリ詰まっている。ニュー・オーダー『Power, Corruption & Lies』にオマージュを捧げたと思しきジャケも最高!
チャーチズ、ファンの期待に真っ直ぐ応えた新作は前作以上のキャッチーさ体得し完全無欠のエレポップがギッシリ詰まった一枚
Goodbye/Virgin EMI/HOSTESS