イアン・ワトキンスの逮捕によって活動休止を余儀なくされたロストプロフェッツのメンバーたちが、元サーズデイのジェフ・リックリーをフロントに据えて始動させたバンド。両グループ共にポスト・ハードコアを出自としながら、特にここ数年においては実験的なサウンドメイクを実践してきたわけだが、この初作ではそれをさらに推し進めたような印象を受ける。具体的には、浮遊感のあるウワ音などからシューゲイザーやインディー・サイケ的な匂いを強く感じるのだ。それをデイヴ・フリッドマンが奥行きのあるミックスでまとめ上げているのも大きな聴きどころ。〈永久〉や〈永続性〉を意味するアルバム・タイトルは、過去と決別してこのバンドで未来を切り拓こうという意思の表れか。
ロストプロフェッツとサーズデイの元メンバーが結成したノー・ディヴォーション、シューゲやインディー・サイケ的な匂いが強い初作
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